『今』欲しいモノ。vol.1 – soil 陶器で作られた枯れないお花-

新連載『今』欲しいモノ。はfioore編集部が以前から気になっていたお花のアイテムや、ブランドについてご紹介していきます♪第1回はsoilというブランドから、陶器で作られた土のお花。instagramで見つけた時から一目惚れしてしまって、すごく気になっていました。何と言ってもそのデザインがとってもかわいい!部屋にポンっと飾るだけでおしゃれになりそうですよね♪今回はそのsoilのデザイナー兼オーナーである島谷さんにお話を聞くことができました!土のお花を作ろうと思ったきっかけや、特徴的なデザインについてなど、色々と聞けたのでぜひご覧ください!

陶器で作られた枯れないお花

–島谷さんが土の花を作ろうと思ったきっかけ、またsoilというブランドを立ち上げたきっかけは何だっだんですか?

島谷さん:私自身花が好きなのですが、生活に余裕がないとすぐに枯らしてしまうことが多く、陶器でできた枯れない花を作り始めました。ブランドを作ったのは初めて陶器の花を作った際に周りの反応が良く、花を普段飾らない人にも手に取っていただけたのがきっかけになります。

実在しているようでしていない花のデザイン

– soilの花や花器は、思わず『かわいい!』と言ってしまうような形ばかりです♪デザインを考える上で何か意識されていることってあるんでしょうか?

島谷さん:ありがとうございます。花は逆に意識せずに作ろうと心がけている節があります。茎があって花瓶に挿せば花に見えるので、あえて花部分は抽象的にその場の感覚で作ることが多いです。なので、本当の花というよりファンタジーの何となく実在しているようでしていない花をデザインしています。

– 陶器でイメージのデザインを制作する上で、大変なことや、苦労したことはありますか?

島谷さん:上記質問で花のデザインはその場の感覚で作ってると言いましたが、花器はまた別で、花を刺した時の様子を考えて作ることが難しいところです。例えば刺し口が広ければ花は横に広がりますし、狭ければ上にスッと伸びていきます。その完成形を想像しながら作るのが難しくも楽しいです。

昔私の祖母がコスモスを生けていて、コスモスの特性上自立させるのが少し難しいのですが、花器を上手く使って柔らかく生けていたのを思い出しながら作っています。

生花を贈れない人や、場所の代わりに

– soilを立ち上げて良かったこと、嬉しかったことは何ですか?

島谷さん:自分用に買ってくださる方々も多いのですが、プレゼント用に買ってくださる方達も多く、誰かと誰かの思い出の一端になっているのがとても嬉しいです。少し特殊ですが、アレルギーや、病院などの生花を贈れない人や場所にも陶器の花が生花の代わりとしてプレゼントしていただいていることがあるとお聞きして、この制作をしていてよかった感じました。

– 今後、制作されてみたい物や、今後制作予定のデザインやシリーズなどはございますか?

島谷さん:今後は傘立てや食器などもっと生活に近づいた作品を作りたいと考えています!

10月の後半に住宅一部屋を使用して展示を行う予定です。上記で記載した傘立てや皿などの家での生活にフォーカスした作品を持ち寄る予定なので、是非Instagramをチェックしてください!

お花をより身近に生活の一部に

– 最後に島谷さんが思うお花の魅力についてお聞きしてもよろしいでしょうか?

島谷さん:花は生活する上で必須のものではありません。でもきっと忙しない世の中では必要で、花こそ心のゆとりを持たせてくれる存在になると思います。自分とは違う生きている花に水をあげて、育てて、枯れるまで見届ける。その一連の流れこそが自分の生活を落ち着かせてくれる魅力があると思います。soilのお花はそんな余裕がない人にも花を身近に感じていただける一部になればと思います。

ランキング背景画像

Ranking人気記事ランキング

  • 総合
  • 特集
  • テキスト

Follow us!